2017年5月 活動報告 前半
5月はたくさんのイベントがあったので前半後半にわけて報告させていただきたいと思います。
では、5月前半の報告から始めます。
5月最初のイベントは14日に松が丘1丁目の子どもたちと青山市民センターで公開実験を行いました。写真は「野菜ロケット」という実験を行った ゆう&いそべぇ です。
この実験はフィルムケースにすりおろしたにんじんと、オキシドールを入れてフタをし密閉すると、しばらくしてフタが外れて、打ち上げられるというものになります。なぜ、にんじんとオキシドールを加えてフタをすると打ち上げられるのでしょうか。
この実験には、にんじんに多く含まれるカタラーゼという物質が深く関わっています。カタラーゼはオキシドールを水と酸素に変えるはたらきをもち、フィルムケースの中に気体の酸素がいっぱいになることで、フタが打ち上げられるという仕組みになっています。
カタラーゼはにんじんのような根菜に多く含まれているため、他の野菜でも試してみてください。(※余った野菜はおいしくいただきました)
2つ目のイベントは、なんと琵琶湖の上で行いました。。写真は、パナソニック様主催のランチパーティクルーズにお邪魔して「立体シャボン」のショーをした しんや&しみちゃん です。
船の上で揺れもありましたが、キレイに四角いシャボン玉を作ることができました。
四角いシャボン玉…?? 四角いのに…玉?? いったいどんな実験なのでしょうか。
上の写真ではよく見えないので、こちらをご覧下さい。
こちらの写真は、翌日の5月21日に青山市民センターで公開実験をした時のものになります。緑色の枠の中をよ~~~く見るとサイコロのようなシャボン玉が見られると思います。
でも、シャボン玉って言うくらいだからボールの形になってないとおかしいよ!!
という心の声が聞こえてきます。。。ですよねそうですよね。。。
では、そもそもシャボン玉はなぜ丸い形をしているのでしょうか?? 同じように空を漂う雲はいろいろな形をしています。しかし、プカプカ浮かぶシャボン玉をいくら作ろうとも球状にしかなりません。それは“表面張力”という力が関係しているからなのです。
“表面張力”とは一体どのような力なのでしょうか。簡単に言うと、表面張力とは液体が表面をできるだけ小さくしようとする性質のことを示します。シャボン玉の素となるシャボン液もこの表面張力という力を持つので、常に表面を小さくしようとします。シャボン玉が宙を舞う時に球状になるのは、四角や三角、星形などいろいろな形の中で球状の表面積が最も小さいからなのです。
では、なぜサイコロのような形のシャボン玉を作ることができるのでしょうか??
これは、四角い枠の中でシャボン玉を作ったからです。四角い枠に邪魔をされて球状になれず、仕方なくサイコロのような形になったのです。つまり、シャボン玉は何も邪魔をされなければ球状に、邪魔をされればその時もっとも表面積の小さい形になります。
5月はたくさんのイベントがあったので、後半へ続きます
To be continued…