2016年10月 活動報告
10月は学園祭一色でした🎃
10月の初めには、毎年大人気のスーパーボール作りのために大量の飽和ホウ砂水溶液の用意や、展示実験の準備などをしました。部室にあふれかえるほど人が集まり、一大イベントの準備に力を入れていました😆
当日はどの実験も大盛況でした👻
▲スーパーボール作り
下の写真は、今年新しく開発した尿素結晶という実験です。
尿素を限界まで溶かした飽和尿素水溶液をコーヒーフィルターに吸わせて乾かすと完成します。これは、コーヒーフィルターを乾かすときに、水だけが蒸発して空気になり、尿素はコーヒーフィルターに残ることによってできるんです。ちなみに尿素結晶は白色ですが、マッキーで水性ペンで色を付け、紫外灯を当てることで光ります!
尿素は汚いものだと思っている方が多く、こんなに綺麗なんだと驚いてもらえたようでした。
開発中はなかなか綺麗な結晶ができず、常にたくさんの試作品が部室にありました。みんなで試行錯誤を繰り返した実験を、こうして学園祭でみなさんへお披露目して驚いてもらうことができ、本当にうれしいです!!
▲結晶実験(食塩・ミョウバン)の開発段階
▲結晶実験(尿素)の開発段階
ショーのときには、たくさんの立ち見が出るほどお客さんが来てくれました。子どもから大人まで、理科が好きな人もそうでない人も、みんなが楽しんでくれたようです☺
これは立体シャボンというショーの様子です。立体的な枠にシャボン液をつけると、不思議な形の膜ができるんです。
ここでクイズです!!どうして不思議な形の膜ができたのでしょうか?
①液体ができるだけ小さくなろうとするから。
②枠の中にたくさん糸を張っていたから。
③不思議な形になるように透明な板をつけていたから。
正解は…
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①「液体ができるだけ小さくなろうとするから。」です!液体ができるだけ小さくなろうとする表面張力という力によって、このような不思議な形のシャボン膜ができるんです。この形が一番シャボン液が小さくなれる形だったんですね。
これと同じ原理の実験が展示実験にもありました。平面シャボンという実験です。これは、下じきを2枚組み合わせ、ストローを柱のようにして三角形、四角形、五角形を組み合わせたものです。これをシャボン液につけて持ち上げると、写真のように不思議な形の膜ができます。
これも表面張力という力によってできたものだったんです!どの形でどんな膜が一番小さくなるのか、ぜひお家で実験してみてください!!
毎年人気の体験実験、今年もたくさんの方が来てくださいました。これは超巨大なシャボン玉の中に入れちゃう!という実験です。みなさん楽しんで写真を撮っていました!
▲部員も楽しみました!
このシャボン液は、お店で売られているものより割れにくいようライサイが作ったものです。今回はそのシャボン液の作り方を紹介します!
このシャボン液は、
洗剤: 洗濯のり : 水= 1 : 2 : 10
+ グリセリン 少量
の比率で混ぜたものなんです。洗剤と水はお家で手に入るものですし、洗濯のりは100円ショップで、グリセリンはドラッグストアで売られています。とても簡単なので、ぜひ作ってみてください。
※洗剤は種類によって界面活性剤の割合が異なることがあり、当研究会は花王製の洗剤「キュキュット」を使用しています。
2016年学園祭もたいへんたくさんの方が来てくださり、とっても賑わいました。
ご来場いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!!!